僕はこのブログでもいろんなバンドマンたちを好き好き言ってて、
「一体おのれは誰が好きなんだよ」 と、かなりの浮気性な感じが出ちゃってるけど。
実はヴィジュアル系の総大将・
X JAPANも引くほど好きなんですよ。
正確に言うと引くほど好き “だった” ?。
ってのも僕は特にHIDEが大好きでXを聴いてたクチだから。
現在の再結成したX JAPANのライブを見てると、どうしても寂しくなっちゃって…。
ところがだ、
ここにきてまたすごく応援熱が高まってきてるんです。
そのことを考えるとゾクゾクするぐらいに。
何かというと、彼ら今月から、
ずーーっと長年の夢だったアメリカへの挑戦がついに始まるんですよ!。
とりあえずはライブツアー。 そしてもうじき完成する英語版のNewアルバムと。
振り返れば17、8年ぐらい前になるのかな。
Xがアメリカのレコード会社と契約を結んで、海外進出を高らかに宣言したのは。
でも宣言したはいいけど問題が山積みすぎて、
…TOSHIの英語の発音力の問題とか、ライブやレコーディングのたびにぶっ倒れるYOSHIKIの身体の問題とか…
結局何もできないまま、志半ばで解散するはめになったんだけど。
しかしその10年後にまさかの再結成を果たした彼らが目指すものは、やっぱりアメリカだったんですね。
でもこれはべつに期が熟したわけでは決してないんですよ?。
YOSHIKIの身体は年々ボロボロになってく一方だし。
それでももう一度、変わらない夢に挑戦したいっつうんだから、シビれるよね〜。
だって日本でやってりゃあどこの会場だって満員にできるし、堂々とトップアーティストの身でいられるのに、
それをわざわざ向こう行って、新人バンドとしてまた一から駆け上がろうとしてるんだから。
当分は漫才師で言うところの、
「今日はぜひ、僕らの名前だけでも覚えて帰って下さいね〜♪」 ってな状況が続くわけだ。
例えばこんな珍しいシーンがあった。
先日アメリカでの初ライブとして、Xが向こうのロックフェスティバルに参加させてもらったんだけど。
そこでは自分たちに与えられた持ち時間を守んなきゃいけないってことで、
あのYOSHIがやたらと時計を気にしながらライブをやってんですよ(笑)。
日本だったら 「俺がルールだ!」 とばかりに全く時間を守らないあの男が。
そういう、40を越えてなお新人! そして挑戦!な感じ?。
人間、ああでなくちゃと思ったね。
年齢って、ときに人を後ろ向きな気持ちにさせたり、チャレンジ精神を奪ったりするけど、本当は関係ないのかもしんない。
いくつになっても、やりたいと思うことはやっちゃえよと。
もしアメリカでケチョンケチョンに失敗したら、Xの栄光の歴史にキズが付くとか、
そんなのも関係ないんだろうね。
実際しんどくてもやりがいあると思うし、なにより今彼ら楽しいと思うよ。
大きな夢って、実はそこに向かって一生懸命頑張ってる最中が一番楽しくないですか?。
それがたとえ成就しようがしまいが。
もちろん達成できれば最高に嬉しいんでしょうけど、そのあとポッカリと燃え尽き症候群に陥る人もいるしさ。
…まあ、まだ人生で何一つ叶えたことのない自分が言ってもアレだけどw。
とにかく、Xの挑戦に僕まで鼓舞されちゃってる今日この頃。
ライブではいつもTOSHIが、
「お前らの、X魂見せてみろォーーッ!!!」 とファンに向かって叫ぶんだけど、
こんな僕でも一丁 そのX魂を持って生きてやりたいと思っちゃってるよ。 オリャァ!。
ねえHIDEちゃん!
ギュイイィィーーン!!!