ファンだから、好きだから同じグッズでも再販されるたびに何度でも買ってしまう、
ってことありませんか?。
例えば先日発売されたビートルズのデジタル・リマスター版CD。
ビートルズが好きな人だったら今までのノーマル版も持ってるんだろうけど、「今回のは音質が良くなったらしい」 ってことで買い直しますよね。
僕もお気に入りのアルバムならリマスターされたと聞けば買い直し、
リミックスされたと聞けば買い直し、
ボーナストラックが追加されたと聞けば買い直しで、キリがないタイプなんですよ。
「もういい加減にしてくれ!」、なんて文句タレながらレジに並んでんだから。
また漫画でもあるんです、僕にとってのそういう作品。
『ストップ!!びばりくん!』 ってご存知ですか?。
80年代のはじめに少年ジャンプで連載されていた古いギャグマンガ。
僕はこれを中学生のときにたまたま古本屋で読んで、大ハマリしたんだけど。
もう本気で好きになっちゃって、ひばりくんのことが(笑)。
漫画の中のキャラクターにときめいたことなんて、あとにも先にも彼だけですよ。
そのストップひばりくんが当時の単行本にして全4巻なんだけど、その後も根強い人気で手を変え品を変え再販されまくるわけ。
単行本未収録の話を追加した
『完全版』 ってのも出てたからそれ買いーの、
その
完全版の文庫サイズが出ればそれ買いーの、
特に面白い回だけ集めた
『傑作選』 が出ればそれ買いーの、
んで今年になって
『コンプリート・エディション』 なるものが発売されたのでやっぱり買ってしまいました。
『完全版』 とか 『コンプリート版』 とか、言い回し変えてるだけで内容同じだからね。
それでもカバーデザインやブックサイズが違うなら、揃えて部屋に飾りたくなるファン心理?。
まんまと出版社の思惑に乗せられちゃってる感じですw。
そんで僕のびばりくんLOVEの集大成として、以前に一度、絵柄や表現方法など
思いっきりストップひばりくんからの影響全開で自分の作品を描いてみて、それをジャンプ編集部に持っていったことがありました。
今どきあんな80年代テイストを盛り込んだら、古すぎて逆に新鮮に見られるかな?と思って(笑)。
相手が若い編集者さんだったら、もしかしたらひばりくんを知らないかもしれないし。
…という作戦だったんだけど、とんでもない、一瞬でツッコまれてしまいました。
編集 「こういう描き方ってどこかで見たことあるんだよなぁ〜…。」
テラ 「(ドキッ)」
編集 「あっ、ストップひばりくんだ!。」
テラ 「(バレた)」
編集 「キミ、古いね。」
テラ 「(ガーン)」
みたいなw、恥ずかしー。 加えて評価もイマイチだったしさ。
ただ唯一、「(僕の描く)女の子が可愛いね」 ってことを誉めてもらえたので、それはきっとひばりくんを模範にしたおかげかなと。
まあ、どっちにしろトホホな思い出です。
というわけで、これからもひばりくんは手を変え品を変え、僕のお財布を痛めつけてくることでしょう。
もういいかげんストップしてよ!ひばりくん。
↑ 作者の江口先生が銀杏BOYZのために描き下ろしたひばりくんのイラスト。
僕の一番好きなキャラクターが、僕の一番好きなバンドのアルバムジャケットに登場するという、夢のようなコラボレーションでした。
↑ 上の銀杏×ひばりくんのコラボイラストの構図をパロって描いてみたしずちゃん。
今まで幾度となく描いてきたしず画の中でも、これは結構お気に入りの一枚です♪。