笑っていいともで、一般人のイケメンなショップ店員さんを紹介するコーナーがあったんだけど、こないだそこに僕がよく行ってる服屋の店員さんが出てたんです。
「へえ、あんな王子様いたっけ?」 なんて考えてみたけど、そこの店員さん達ってみんなスタイリッシュでカッコいいから、逆に見分けがつかない。
いや、恥ずかしいから僕が一人一人の顔まで見れてないだけなんだけど。
でもその店は渋谷にあるし、安いし、ちょっと生意気げなカジュアルファッションを揃えてるから、わりと学生さん向け?っぽくもあって、
自分なんかはいつまで大人になってもそこで買い物してんのかなー?なんて、フッと考えたりもするわけ。
“したい格好” と “自分に合う格好” の折り合いをつけるのは、永遠の問題だから。
でも自分的には 「いつまでそこで?」 っていうか、やっと最近ここに来た感じなんだ。
僕がリアルに学生のときはずっとパンク・ファッションしてたから。
いま、相当遅れてやって来たカジュアルの世界なんです。
パンクしてた頃の自分が、最近じゃお帽子なんて被っちゃってる僕を見たら、きっとヘドが出ることでしょう。
ただ卒業したとはいえ、パンク・ファッションに対する愛着は今でもあって。
服に手を加えて改造する作業とか楽しいじゃないですか。
ベタなところで言うと、シャツやパンツを破いたり。それを安全ピンでつないだり。
しずちゃんも短大時代の、一番心が荒んでた時期にやってたらしいですけど(笑)。
あとは店に頼んでカスタマイズしてもらうパターンね。
例えば買ったTシャツに、+500円のオプションで血しぶきを付けてもらうとか(笑)、ジッパーだらけにしてもらうとか。
↑ ジッパー ↑ 血しぶき
だけど僕はあくまでもソフトな草食系パンクスなので、まずこのレベル止まりなんですよ。
あんまりイカついのとか、不良っぽいのは似合わないから。
でも本格的に気合いの入ってるゴリゴリなパンクスの人達ぐらいになると、
それこそ下の写真みたいな、
やたらトゲトゲなアイテムを着けたりするじゃないですか?、凶器のような。 あれスゴいですよねー。
で、まあスゴいのはいいとして、やり過ぎには要注意を!っていうエピソードを1つ。
一昨年、セックス・ピストルズのライブに行ったときに、客の中に
最強のトゲトゲ兄ちゃんを発見したんですよ。
首輪に、革ジャンに、ブレスレットに、ベルトに、ブーツにと、
全身のありとあらゆる箇所にジャッキジャキのトゲトゲを装備して。
且つ髪型はギンギンに逆立てたウニ頭だし、
もう完全にハリネズミ状態。
いかにも
「俺はヤバい男だゼェ〜?」、
「テメエらみたいな中途半端なパンク・ファッションとはワケが違うゼェ〜?」 みたいな空気を漂わせてんだ。
ところがそのハリネズミ男がいざライブハウス内に入ろうとしたところ、なにやら係員の人に止められちゃって。
なんだろう?と思って僕も覗いてみたらさ、
「ライブ中にそういった(トゲトゲの)ものを着けていると周りのお客様が危険ですので、ここで一時預からせていただきます」 とか言われて、
トゲトゲ没収されてんのw。
ハリネズミ男としても、ライブを見られないって事態だけは一番避けたいとこなので、おとなしく身ぐるみ剥がされるしかなかったんだろうねぇ。
それで結局、
えら〜くさっぱりしたタンクトップ一丁男に仕上がったんだから(笑)。
もう笑いを堪えるのに大変だったよあんときは。
だからオシャレすんのもいいけど、気合いの入れ過ぎにはご注意をっていうお話。
悲しいかなここは日本なのだから。
♪今日のBGM : ONE HUNDRED PUNKS / GENERATION X